物置や階段の下から、古い消火器が出てきた。
粗大ごみに出そうとしたら受け付けてもらえなかった、という話をよく聞きます。
消火器には専用の仕組みがあって、普通のごみとは別に扱われます。
結論
- 市区町村のごみでは出せません。 粗大ごみにも出せません
- 「消火器リサイクル」という全国共通の仕組みがあります
- 有料です。 だいたい 1本2,000〜4,000円程度が目安
- 近くの特定窓口(消火器を売っている店・防災屋)に持っていくか、引き取りを頼む
なぜ普通のごみで出せないのか
理由は2つあります。
1つめ。中に圧力がかかっています。
消火器は、薬剤を押し出すために内部に圧力がかかっています。ごみ収集車で潰れると破裂します。古い消火器は特に、錆びて強度が落ちていて危険です。
2つめ。中身がリサイクルされます。
消火薬剤と、鉄やアルミの容器は、どちらも再利用されます。そのための仕組みが、法律とは別に業界で作られています。
どこに持っていくか
① 特定窓口(いちばん一般的)
消火器を売っている店、防災設備の会社、ガソリンスタンドの一部などが「特定窓口」になっています。
- 持ち込みも、取りに来てもらうこともできます
- 取りに来てもらう場合は、別途「収集運搬費」がかかります
- 近くの窓口は「消火器リサイクル 特定窓口 ◯◯市」で検索すると出てきます
② 指定引取場所
こちらは持ち込みのみです。保管してある場所に、自分で持っていきます。数が少ないので、まず特定窓口を探すほうが早いです。
③ 買い替えのとき
新しい消火器を買う店で、古いものを引き取ってもらえることがあります。買うときに聞いてみてください。
費用の目安
| かかるもの | だいたいの額 |
|---|---|
| リサイクルシール | 1本あたり 600〜700円程度 |
| 窓口での手数料 | 窓口によって違う |
| 取りに来てもらう場合の収集運搬費 | 数千円 |
| 合計の目安 | 1本 2,000〜4,000円程度 |
※金額は窓口や地域によって変わります。電話で先に聞いてください。
2010年以降に製造された消火器には、リサイクルシールが最初から貼られています。 その場合、シール代はかかりません。本体のラベルに製造年が書いてあるので、見てみてください。
古い消火器は、特に注意してください
製造から10年以上経った消火器は、錆びて破裂することがあります。
- 底や側面が錆びている
- 変形している
- 屋外や湿った場所に置いてあった
こういうものは、動かすだけでも慎重にしてください。横にして転がしたり、叩いたりしないでください。
不安なときは、持ち込まずに取りに来てもらうほうが安全です。
やってはいけないこと
1. 粗大ごみ・不燃ごみに出す
受け付けてもらえません。置いていっても回収されず、残ったままになります。
2. 自分で分解する、中身を出す
圧力がかかっています。絶対にやめてください。
3. 無料回収をうたう業者に渡す
「消火器を無料で引き取ります」と声をかけてくる業者がいますが、あとから高額な費用を請求される相談が、消費生活センターに寄せられています。
消火器リサイクルは有料の仕組みです。「無料」はまず疑ってください。
やらなくていいこと
- 中身を使い切る必要はありません。 そのまま持っていきます
- きれいにする必要もありません
- 急ぐ必要もありません。 ただし錆びているものは、安全な場所に置いておいてください
まとめ
- 市区町村のごみでは出せない。粗大ごみも不可
- 消火器リサイクルという全国共通の仕組みがある
- 有料。1本2,000〜4,000円程度が目安
- 近くの特定窓口を「消火器リサイクル 特定窓口 ◯◯市」で探す
- 錆びているものは動かすだけでも注意。 取りに来てもらうほうが安全
- 「無料で引き取る」業者には渡さない
※費用や窓口は地域によって違います。持ち込む前に電話でご確認ください。
お住まいの自治体のルールを調べるには
市区町村のホームページで「品目名 捨て方」と検索するか、「ごみ分別辞典」のページを探してください。載っていないときは、電話で聞くのが確実です。例外の扱いは、ページに書かれていないことが多いためです。

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